目黒行人坂の寺院

3.5
旅行時期：2019/05（約7年前）

by ごりさん（男性）

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目黒駅から歩いて行人坂を下るとこの大円寺があります。天台宗の寺院で、江戸の初めに元和年間に大海法印が建てた大日如来堂に始まるそうです。

山門を入ると境内左手にものすごい数の石仏群があります。驚くほどの数です。江戸三大火のひとつである明和9年の行人坂火事は、この大円寺が火元といわれており、犠牲者の供養のためにたてられたものだそうです。この火事は神田や浅草の方まで燃えてしまったもので、江戸城の櫓も一部燃えてしまったことから、再建を許可されるまで70年以上かかったと言われています。

また、西運という僧がいました。雅叙園前にあるお七の井戸で有名な八百屋のお七が想いを寄せていた吉三のことです。西運というのは出家後の名前で、彼のお墓もこの寺にあります。お七の井戸とあわせて観光するとさらに歴史の知識が深まりますのでおすすめです。