トレチャコフ美術館展に行ってきました

3.0
旅行時期：2019/01（約7年前）

by OE-343さん（非公開）

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トレチャコフ美術館展に行ってきました。時間がなく、結局最終日に行ったのですが、朝10時の開館時刻に、20分ほど前から並んだところ、混雑を回避できました。

19世紀末のロシアの作家の映画いろいろ展示されており、その年代のロシアの作品はあまり見ないので大変楽しく見ることができました。ただこの美術館の宣伝にはちょっと疑問を持ちました。ポスターに使われているクラスムコイの「忘れえぬ女」、それがポスターで見た印象とあまりにも違うのです。ポスターでは「またお会いできましたね」とかセリフが書かれて、非常にぼやっとした、あるいはニヤニヤした、ネチネチした印象をもたれる絵ですが、あの絵全体を見てみると、全く違った、強い意志が感じられる作品であったわけです。そういった雰囲気を伝えることができないポスターと言うのは、ちょっとまずい気がします。

さて、今回の展覧会では1つ大きなものがありました。私、東京で開かれるいろいろな展覧会に行っていますが、初めて、女性の画家の作品を3つも並べてみることができました。女性作曲家の関連にいろいろ足を突っ込んでいるこの私ですので、このテーマにもちょっと興味がありましたが、出品された3人の女性の画家の作品は他の画家にもちろん劣らぬ素晴らしい作品であり、当時の社会情勢にもかかわらず、進歩的な精神を持って活動した人々がいた、と言うことを教えてくれました。