豊川用水への水源確保のためのダム、近隣の大島ダムと共に多目的ダムでは無いので満水位の姿が望める場合もあります

4.0
旅行時期：2018/11（約7年前）

by kasakayu6149さん（男性）

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宇連ダムは1958年（昭和33年）竣工の重力式コンクリートダムです

愛知県の東三河地域、静岡県の湖西地域の農業用水と上水確保を目的に造られた豊川用水の水源の一つです。豊川用水の水源としては近年直ぐ傍に「大島ダム」も造られましたが、宇連ダムは豊川用水竣工時からある歴史あるダムです。

訪問時はダムの水位は、ほぼ満水位でした。
洪水調節目的を持つダムは大雨等で流入する水量を貯めれる分、水位を下げて置きますが、これでは洪水等でも流入と同量を放流する必要があり、洪水調節出来ません。宇連ダムはその必要が無いのでしょう。
クレストゲート（ダム天端にあるゲート）にかかる位まで満水のダムは洪水調節機能を持たせる事の多目的ダムが多い私の地元関東圏ではあまりお目にかかれ無いので新鮮でした

「宇連ダム」によって形成されたダム湖は「鳳来湖」と言います
「鳳来湖」は「宇連川」の水だけではなく、豊川用水の水源確保のため、天竜川水系の大入川や大千瀬川の水も上流部で導水しています。

愛知県北東部は初めて訪問しましたが、こんなにも山深いとは全然知りませんでした