交差点角の広場に説明板が立ててあります

3.0
旅行時期：2018/12（約7年前）

神田・神保町クチコミ：162件

　地下鉄・秋葉原駅から和泉橋を渡り岩本町方面に向かう折、和泉橋を渡ったところの和泉橋南交差点の北東角の広場に何やら説明板があるのに気が付いたのが、ここ既製服問屋街発祥の地で広場の端に千代田区町名由来板・岩本町三丁目と並んで立ててあります。
　それによると、
　江戸時代中頃以降、神田川南側の柳原土手のそばに古着などを扱う簡素な露店が設けられ、江戸市中の古着マーケットの一つとなり、明治には、この付近一帯に「岩本町古着市場」が開設され、東京の衣類産業の中心地となった。
　第一次世界大戦後は、日常衣類として洋服が急速に普及し庶民の需要も古着から洋服に、特に廉価な既製服へと代わり、この地区でも既製服を扱う店舗が増加し「洋服」の町へと変貌していった。
　とのこと。
　今は、柳原土手はなく「洋服」の町らしさを感じないが、古着から廉価な既製服への移り変わりが分かり、この説明板を見て初めて、この付近が既製服問屋街発祥の地であることを知った次第です。
　ここは、秋葉原の賑やかな商店街からやや離れているが、この付近の歴史が分かるのでここまで足を延ばしてみては如何でしょう。