藤田嗣二 没後50年展ではカフェの女性に癒される
- 5.0
- 旅行時期:2018/08(約6年前)
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by Donny.papaさん(男性)
上野・御徒町 クチコミ:37件
東京都美術館の藤田嗣二没後50年展に行った。
土曜日なのでやや混んではいるが、それほども無くてゆっくりと鑑賞できた。
東京美術学校から晩年に至るまでの作品が展示されている。
考えれば藤田の作品をこうして見るのは初めての事だ。
希望していた渡仏は、27歳(1913年)に妻の共に。
1923年ころから始めたいう乳白色の使い方が新鮮だ。女性の身体の柔らかさが面相筆の技術でうまく表現される。
しかし第2次世界大戦中、日本滞在時の絵は全く違った感じで茶色で覆われていた。
戦後、ニューヨーク経由でパリに戻って帰化してからはまた穏やかな絵画を描いている。
初めて本物を見たがニューヨーク滞在中に書いた「カフェ」が秀逸だ。物思いにふける女性は憂いを含み、カフェに佇む姿。気品のある顔立は忘れない。
解説にはフランスのポンピドーセンター所蔵とあった、気軽に日本で見れないのが残念です
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦
- アクセス:
- 4.5
- コストパフォーマンス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 3.5
- 展示内容:
- 4.5
クチコミ投稿日:2018/08/07
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