入徳門は、再建された湯島聖堂の中で、江戸時代から伝わる数少ない木造の建造物です。
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- 旅行時期:2018/05(約8年前)
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by さいたまさん(男性)
御茶ノ水・本郷 クチコミ:51件
入徳門は、焼失などで失われた湯島聖堂の中で、再建されたコンクリート造りの建物と異なり、江戸時代から伝わる数少ない木造の建造物です。
入徳門の名称は、四書の中の大学の中に、孔子之遺書而初学入徳之門也との文言によっているとされています。その意味は、大学は、孔氏の遺書にして、初学徳に入るの門なりとのお教えだそうです。
入徳門は、湯島聖堂の最も重要な建物である大成殿に至る第一関門の場所にあたります。
つまり、孔子廟の別名である大成殿に至るには、事前に、門を経る必要があるのでしょう。
順番として、入徳門~杏壇門を経て、大成殿に至るのです。
最初の関門が、入徳門になる構成です。
このような形式を踏むことが、儒教のお教えなのかもしれません。
実学たる国学の違いかもしれません。
関東大震災等で、大成殿や杏壇門が焼失し、入徳門が残ったということは、皮肉なことかもしれませんが、歴史の事実です。
今回の入徳門への訪問において、いろいろ勉強したうちで最も印象に残ったことは、入徳門が関東大震災で残り、江戸時代の木造建築物として残っているということでした。
意義深いことと感じています。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 3.5
- 人混みの少なさ:
- 3.0
- バリアフリー:
- 2.5
- 見ごたえ:
- 3.5
クチコミ投稿日:2018/07/16
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