4代将軍家綱の帰依を受け発展した
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- 旅行時期:2018/05(約8年前)
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by jmleedoさん(男性)
大森・大井町 クチコミ:8件
境内に入ってすぐ左手に建つ銅造地蔵菩薩は、深川の地蔵坊正元が江戸時代中期に京都六地蔵に倣って造立した「江戸六地蔵」の第一番に数えられます。現存する六地蔵の中では像高が最も高く275センチに達します。また、唯一笠を被っていない像で、そのせいか風雨に晒されたお顔が歳月を感じさせます・・・。
山門を潜って右手に立つイチョウは推定樹齢600年とされ、空高く聳えています。訪れたのは5月ですが、黄葉の季節にはさぞ鮮やかなことと思います。
4代将軍徳川家綱は梵鐘(1657年鋳造)や寺領4800坪を寄進するなど、品川寺に大きな帰依を寄せたことで知られ、寺も繁栄の時期を迎えました。なお、梵鐘は「洋行帰りの鐘」と呼ばれ、慶応年間(1865~68)に海外に流出したまま行方不明となっていましたが、ジュネーブ(スイス)で発見され1930年に返還された数奇な運命を辿った存在です。
また、現在は東京国立博物館に寄託されている「絹本着色仏眼曼陀羅図」は鎌倉時代に製作され、国指定重要文化財の貴重な文物です。
- 施設の満足度
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3.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 2.0
- 人混みの少なさ:
- 2.5
- バリアフリー:
- 3.0
- 見ごたえ:
- 2.5
クチコミ投稿日:2018/05/26
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