本堂は近代的だが歴史ある寺
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- 旅行時期:2018/05(約8年前)
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by jmleedoさん(男性)
大森・大井町 クチコミ:8件
境内には、丸橋忠弥の首塚が立っています。忠弥は、幕府に不満を持つ牢人を率いて討幕を試みた慶安事件(1651)の首謀者の一人で、河竹黙阿弥作の歌舞伎「樟紀流花見幕張」では、ドジを踏んで最後に捕縛されてしまう場面で有名です。
また、吉原京町の信濃屋お抱えであった薄雲太夫の墓もあります。薄雲は仙台藩3代目藩主伊達綱宗(1640~1711)の愛妾で、自分の体重と同じ重さの金で身請けされたと言われる人物です。(他にも様々な俗説があり、同時代の別の太夫の話や薄雲を名乗った後世の太夫の話が混同されており、よく分かりません)
さらに、鉄筋コンクリート造りの本堂手前には、日本で初めての全盲代議士として知られる高木正年(1857~1934)の胸像が設置されており、墓地にはその墓があります。ちなみに、25歳以上の普通選挙が導入された1925年の衆議院選挙法改正において、世界で初めて点字が文字として認められ、点字投票が採用されたそうです。
妙蓮寺は、1487年寂光院日遵上人によって創建された(近代的な本堂に似合わず)歴史ある寺であり、寺に残る「妙蓮寺典籍」は、京都妙満寺を総本山とする日蓮宗系の顕本法華宗を研究する上で非常に貴重な資料とされています。
- 施設の満足度
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2.5
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 2.5
- 人混みの少なさ:
- 2.5
- バリアフリー:
- 3.5
- 見ごたえ:
- 1.5
クチコミ投稿日:2018/05/26
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