大山墓地に眠る
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- 旅行時期:2018/05(約8年前)
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by jmleedoさん(男性)
品川 クチコミ:9件
賀茂真淵(1697~1769)は約300年前に生きた国学者、歌人で「万葉考」、「国意考」、「冠辞考」などの著書で知られます。
340人もの「県門」と呼ばれる門人を持ち、その中には村田春海や本居宣長がいます。
宣長とは師弟の関係を結んだものの、実際に面会したのは松坂(三重県)での一度切りででしたが、宣長は真淵の遺志でもあった古事記の研究を「古事記伝」として完成させます。
大山墓地(品川区北品川4丁目)にある墓は、自然石でいくつも固めた上にそれらよりも一回り大きい自然石を乗せた独特な形状をしており、1926年史跡名勝記念物保存法に基づき史跡に指定されました。
樹々に覆われて薄暗く、墓域の入口を入って右手に曲がると鳥居が立ち、その先に墓があります。鳥居が立っているということは神式であり、真淵は死して神として祀られていることになります。
墓前には、真淵に国学と和歌を学んだ加藤千蔭による撰文の碑などが立っています。
大山墓地には、東海寺住職を務めた沢庵や、詩人として「墨水三絶」が知られる服部南郭(1683~1759)らも眠っています。南郭の墓はかつては真淵の墓と並んで立っていたようですが、現在は一般の方々と同じ区画にひっそり立っています。
- 施設の満足度
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2.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 1.0
- 人混みの少なさ:
- 3.5
- バリアフリー:
- 2.5
- 見ごたえ:
- 1.5
クチコミ投稿日:2018/05/19
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