浅草寺

江戸っ子の信仰の中心地

4.0
旅行時期：2018/03（約6年前）

by イケタクさん（男性）

浅草クチコミ：87件

東京の下町と言うと浅草を思い出す人は多いだろう。
柴又や西新井、本郷など下町は江戸の風情を残す町並みが魅力で、散策していると何故か懐かしい気持になる。
特に浅草は飲食店も昭和の雰囲気を残した店が多く楽しい。

その浅草の最人気スポットと言えば浅草寺である。
浅草寺は都内最古の寺で、江戸っ子からは「浅草の観音様」と呼ばれ親しまれた。
戦前までは東京の繁華街の中心地と言えるほど隆盛であったが、戦後は徐々に斜陽になり一時は人の集まりも減少した。
しかし、そんな時代にも浅草寺、そして仲見世界隈は人で溢れていた。
そして今ではレトロブームもあり国内だけではなく外国からの観光客でごった返している。
浅草駅を降りて、まずは雷門を見て、門をくぐって浅草寺に向かう。
懐かしい店が建ち並ぶ仲見世を歩くルートは、気持ちをワクワクさせる。

寺の前の敷地から見える五重塔。
ここも浅草の象徴と言える場所だ。
９４２年に三重塔として建てられたというから、その歴史は古い。
関東大震災では倒壊しなかったものの東京大空襲で焼失し戦後再興された。
境内には多くの鳩がエサを求めてうろついている。
これも下町の風景だ。

そして浅草寺に参拝する。
初詣の参拝客は全国の寺院でもトップ１０には入る人気の寺だけあり趣もある。
参拝を終えたら江戸らしい天ぷらや蕎麦を食べるか、明治大正の雰囲気を残す洋食を食べるか。
いずれにしても懐かしく心躍る浅草である。