東大寺の守護神「手向山八幡宮」
- 4.0
- 旅行時期:2017/05(約9年前)
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by Ake Bingaさん(女性)
奈良市 クチコミ:80件
東大寺法華堂の東側手向山に鎮座する「手向山八幡宮」は、東大寺を創建するときに聖武天皇が宇佐八幡宮から勧請された八幡神を祀るもので、創建以来、東大寺に属しその鎮守社とされてきましたが、明治の神仏分離により東大寺から離れ独立しました。
重源が再興した頃にご神体としてつくられた快慶作「僧形八幡神坐像」(国宝)は、神仏分離により、現在は東大寺勧進所八幡殿に安置され、「転害会」の10月5日にのみ拝観することができますが、長い間秘仏とされてきたため、鎌倉時代のものとは思えない色彩鮮やかな像です。
10年ほど前に一度だけ10月5日に八幡殿で拝観し、その後阿弥陀堂で「五劫思惟阿弥陀仏」を拝観した時に、僧形八幡神像がつくられたいきさつを聞く機会があり、「手向山八幡宮」との繋がりを理解することができました。
日本独特の神仏習合の名残を感じる八幡宮です。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- バリアフリー:
- 2.5
- 見ごたえ:
- 4.0
クチコミ投稿日:2018/01/22
いいね!:2票
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