明治・大正時代にタイムスリップをしたような落ち着きのある空間です!
- 4.0
- 旅行時期:2017/11(約8年前)
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by hiroさん(男性)
結城・下妻 クチコミ:3件
『つむぎの館』は、1907年(明治40年)創業の結城紬・老舗問屋「奥順株式会社」の創立100周年・記念事業の一環として、2006年(平成18年)にオープンした「結城紬」の展示やショップ・カフェを併設し、染織の体験もできる「結城紬」を身近に感じられるミュージアム的総合施設です。
「結城紬」の歴史は古く、第10代天皇・崇神(すじん)天皇の時代(紀元前)に長幡部絁(ながはたべのあしぎぬ)と呼ばれる織物が結城地方に伝わり「結城紬」になったといわれ、2000年の歴史を持つ日本最古の絹織物として、鎌倉時代からの城下町である茨城県結城市を中心に伝統産業として受け継がれています。
「結城紬」は、真綿から手でつむいだ糸を手織りする製作工程で、1956年(昭和31年)に「糸つむぎ・絣(かすり)くくり・地機(じばた)織り」の3工程が国の「重要無形文化財」として指定されています。
また、2010年(平成22年)には、「ユネスコ無形文化遺産」に登録されています。
『つむぎの館』へのアクセスは、「結城駅」北口から徒歩12分程度(約1キロメートル)の結城市大町通りに位置する「奥順株式会社」の敷地内にあります。
(無料専用駐車場も完備されています。収容台数20台)
『つむぎの館』敷地内には、常時200点以上の結城紬を展示している「古民家 陳列館」、オリジナル製品ショップの「結の見世」、染め織り体験の「織場館」、本場結城紬・染織資料館の「手緒里」、ギャラリー&カフェの「壱の蔵」(明治初期建造・国の登録有形文化財)、「奥順・店舗」(大正初期建造・国の登録有形文化財)、「離れ」(明治19年建造・国の登録有形文化財)、「土蔵」(明治37年建造・国の登録有形文化財)、結城 澤屋の「弐の蔵」(明治19年建造・国の登録有形文化財)などの明治・大正時代の「登録有形文化財」に登録されている建物や古民家を再生移築し転用した建物が点在しており、タイムスリップをしたような落ち着きのある空間で「結城紬」以外に建物を見物するだけでも楽しめました。
ちなみに「離れ」建物内の座敷は、1974年(昭和49年)放送のNHK朝の連続ドラマ「鳩子の海」の撮影で使用されたそうです。
今回は、「結城市観光協会」主催の”第9回 きもの day 結城”の催しに合わせて結城の街を散策した際にギャラリー&カフェの「壱の蔵」とオリジナル製品ショップの「結の見世」に立ち寄りました。
「織り・染め体験」(事前確認・連絡が必要)も気になりましたので、次回立ち寄ることがあれば体験してみたいと思います。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦
- アクセス:
- 3.5
- コストパフォーマンス:
- 5.0
- 人混みの少なさ:
- 4.5
- 展示内容:
- 4.0
- バリアフリー:
- 3.5
クチコミ投稿日:2017/11/18
いいね!:7票
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