原爆犠牲者の名前と遺影・・・。
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- 旅行時期:2017/08(約8年前)
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by たかちゃんティムちゃんはるおちゃん・ついでにおまけのまゆみはん。さん(非公開)
広島市 クチコミ:49件
平成6(1994)年に制定された『原子爆弾被爆者に対する援護に関する法律』に基づき、平成14(2002)年8月1日にオープンしました。昭和20(1945)年8月6日午前8時15分、米軍爆撃機B-29『エノラゲイ』から投下された原子爆弾『リトルボーイ』によって軍都広島は一瞬にして廃墟と化しました。原爆投下時の熱線や爆風、そして急性放射能障害によって118,000余名が即死し、同年年末までに140,000余名が亡くなりました。
大量破壊兵器のひとつであり、世界初となった『原子爆弾』の被害は短期的なものでは終わらず、放射能による『遺伝的障害』をもたらすこととなり、戦後72年経った現在でもその障害に苦しんでいる多くの人々がおられます。
長年に渡る被害をもたらす『原子爆弾』による戦没者を慰霊するために作られたこの『国立広島原爆死没者追悼平和祈念館』は資料館ではありません。この広島の街のどこで原爆によって誰が死没されたかを静かに来館者に語りかけています。
館内の作りは一見すると飾り気がなく、なんの想いも持たずに訪れると、吸収するものがないように言われることもあるようです。しかし原爆による死没者の慰霊と加えて恒久平和を祈念する意図は、シンプルな造りゆえストレートに私の心に伝わりました。
祈念館入口に於ける写真はよく見かけますが、その写真の中に必ず収まる時計のモニュメント、それが8時15分を指していることを知らない方も多いようです。
受け身ではなかなか感じ取ることができない『訴え』を少しでも強く感じ取れるようになれば、記念館の建立意図がわかるのでは・・・。そんな風に感じました。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 5.0
- 広島原爆平和記念資料館から歩いてすぐです。
- コストパフォーマンス:
- 5.0
- 無料です。
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 原爆平和記念資料館よりもはかなり少ないです。
- 展示内容:
- 5.0
- なにもないと思うかも知れません。
- バリアフリー:
- 5.0
- エレベーターが設けられています。
クチコミ投稿日:2017/09/01
いいね!:11票
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