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阿多田交流館

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ここでも回天の訓練が行われていました。

  • 5.0
  • 旅行時期:2017/08(約8年前)
たかちゃんティムちゃんはるおちゃん・ついでにおまけのまゆみはん。さん

by たかちゃんティムちゃんはるおちゃん・ついでにおまけのまゆみはん。さん(非公開)

柳井・上関 クチコミ:2件

山口県熊毛郡平生(ひらお)町。瀬戸内海に面したこの街にも第二次世界大戦末期に人間魚雷『回天』の基地がありました。回天が拠点とした基地には『回天の島』とネーミングされた現周南市の大津島、大分県大神(おおが)の他にも光やここ平生にも置かれていました。

航跡を残さない『酸素魚雷』を改良し、人間が乗り組み操作することによって敵艦艇を撃沈するという戦況悪化の一途をたどる日本軍としてはまさに起死回生の『兵器』だという考えがありました。しかしその背景には誤った『武士道』によって考えられた『特攻兵器』だったことは、脱出装置がなく一度発射されてしまうと二度と生きては戻れないものであったことからも容易にわかります。脱出装置がないことで永野修身軍令部総長がNGを出したものの軍令部長や最終的には海軍大臣までもが兵器として採用することを決定しました。

戦績で効果は語れませんが、三隻の戦果に対して104名の戦死・殉死者を出しているという説に基づくと、先のある若者の命が軽んじられたことがよくわかると思います。漠然とした『戦争反対論』ではなく、厳しい史実がその原動力となっていることを改めて感じることのできる場所のひとつです。

施設の満足度

5.0

利用した際の同行者:
一人旅
アクセス:
3.0
バスだと時間取りを考えなければいけません。
コストパフォーマンス:
5.0
無料です。
人混みの少なさ:
5.0
もうお一方おられました。
展示内容:
5.0
回天記念館とは違う厳か感がありました。
バリアフリー:
5.0
入口にはスロープがあります。

クチコミ投稿日:2017/08/30

いいね!:10

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