敷地内の市民会館の優れた音響は、偽物の自称文化団体と永田音響設計により破壊されました
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- 旅行時期:2017/08(約8年前)
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by OE-343さん(非公開)
弘前 クチコミ:66件
博物館、植物園も一応あり、またその他の文化施設に該当すると思われる市民会館も公園内に存在します。市民会館の音響は前川國男設計で、多目的ホールの中ではこれを上回るものはない、という非常に優れたものでした。それが最近永田音響設計と市政への影響力の強い自称文化団体がつるんで、演劇向けのどこにでもある音響に改造されたらしく、話にならないと言うことです。まともな音楽グループが当然厳しく批判していましたが、まともなグループには弘前の文化業界の中で一切勢力がなく、意味不明な演劇団体や弘前大学教育学部関係、学校教員等で作るお遊び音楽団体ばかりが影響力を持っていますので、こんなことになるわけです。多目的ホールで、響かない演劇向けのホールが欲しければ、青森や、近隣の平賀町、現在閉鎖中の黒石市にそういった音響のホールが多数あるので、そちらを使えば問題ない(弘前にも弘前文化センターと言うアコースティック演奏に合わない、音響が悪い、そちら向きのがある)ので、例えば音響に関しては基本的な要素を残した上で、天井と壁に巻き取り式カーテンを設置し、必要に応じてカーテンを下ろすことで吸音作用を持たせる、といった設計が永田音響設計の高い技術力を持ってすれば容易に可能であったと思われます。例えば、ヨーロッパなどでは石造りであまりにも残響が多すぎる会場をコンサートホールとして使用するにあたり、計算の上で吸音用に壁に大きなタペストリーなどをかけるなどして音響を調節するといった手法が用いられています(ミュンヘンのヘラクレスザールなど)。別に地方の会館なのですから、吸音用の巻き取りカーテンを設置するだけで充分調節ができます。それでも、そうすることなく、意味不明な、このような多目的ホールとして最高のものであった音響の根本に関わる改造を行ってしまったのは、やはり、市の文化行政に対する、各種文化団体の影響力の差によるものなのです。
- 施設の満足度
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4.5
クチコミ投稿日:2017/08/03
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