明治27年に、江戸時代そのままに再建されたものです。
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- 旅行時期:2017/06(約9年前)
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by 旅好者さん(男性)
川越 クチコミ:105件
時の鐘は、蔵造りの一番街中程にある時の鐘入口の信号を右に入ったところです。時の鐘は川越のランドマークでしょう。幾度となく写真で見たものです。観光客の皆さんも1枚は写真を撮りにやってきている感じです。しかし、やはり事前に映像で見ているせいか、留まって見ている人はまずいません。鐘の撞かれる時だけは違うと思いますが・・・。
この時の鐘の歴史を追ってみると、最初の時の鐘は、江戸時代初期で第2代川越藩主の酒井忠勝によって建てられています。忠勝が城主だったのは寛永4年(1627年)から寛永11年(1634年)の間で、場所は城下多賀町だったそうです。多賀町は今の幸町に含まれますから、現在の場所からはそんなに遠くない場所だったと思われます。寛永16年(1639年)に第4代川越藩主となった松平信綱は、前年の大火で焼失した町を再町割し、時の鐘は現在の場所(当時の町割りのほぼ中心だった)に移し、再建されます。この時は2層の鐘楼でした。その後、享保18年(1733年)には火の見櫓も兼ねるとのことから、現在と同じ3層に改造されています。その後、安永3年(1774年)、安政3年(1856年)、明治26年(1893年)の大火でそれぞれ焼失していますから、現在の鐘楼は3層になってからは4代目となります。明治の再建では焼失前に近い形で再建されたとのことです。よって、川越で江戸の様子を残す数少ないものの1つです。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 友人
- アクセス:
- 3.0
- 人混みの少なさ:
- 3.0
- 見ごたえ:
- 4.0
クチコミ投稿日:2017/07/14
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