秋葉山の元締めでもあります
- 4.0
- 旅行時期:2017/05(約9年前)
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by norisaさん(非公開)
袋井 クチコミ:1件
可睡斎は江戸時代には「東海大僧録」として三河国・遠江国・駿河国・伊豆国の曹洞宗寺院を支配下に収め、関三刹と同等の権威を持ったお寺です。
可睡斎という名前の由来は面白いものです。
名前の由来は、徳川家康が幼い頃武田信玄の軍から逃れ父と共にかくまわれたことがありました。
そのお礼に訪れた際、和尚さんが対談中に居眠りを始めてしまったそうです。
随分無礼なようでもありますが、家康は自分を愛児のように思って安心して眠っているように思え、微笑ましく感じたとのことです。
そして、「和尚眠るべし」と言ったそうで、それが可睡斎の由来だそうです。
この可睡斎は遠州三十三観音霊場30番でもありますし、火防総本山、秋葉総本殿と称され全国秋葉信仰の総本山です。
秋葉山総本山は秋葉山の山岳信仰と修験道が融合した神仏習合の神、秋葉権現を祀ります。
火防の霊験で広く知られ、火事に悩まされた江戸やその他の大都市を中心に深く信仰されたそうです。
江戸時代の庶民には遠州秋葉参りの旅費は経済的に厳しかったため、秋葉講という互助組織(講)を作って金を積み立て、代参者が代表としてここ遠州の秋葉山に参詣し、防火を祈願して帰郷したそうですが、これはお伊勢参りにも似たものです。
さらには、遠州秋葉参りできない人々を考慮して、地元に秋葉権現を勧請したそうです。
そして、秋葉講の講社の数は全国で3万以上だったそうですから、如何にこの秋葉山が強く信じられていたかがわかります!!
お庭は枯山水庭園ですが、可睡斎はこの他にも有名な庭があります。
百合や牡丹で有名だそうです。
駐車場は無料のものが二か所あり、民間の有料もあります。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦
- アクセス:
- 3.5
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- バリアフリー:
- 3.0
- 見ごたえ:
- 4.0
クチコミ投稿日:2017/06/27
いいね!:26票
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