現代でいう「エコロジー」や「リノベーション」？

4.0
旅行時期：2016/12（約9年前）

by すぶたさん（女性）

博多クチコミ：37件

豊臣秀吉の太閤の博多町割りによって、博多の街はよみがえりました。
再興には焼け石や焼け瓦が厚く塗り込められた
「博多ベい」と呼ばれる土べいが長く連なったそうです。
櫛田神社の「博多べい」は、
博多三傑（の一人嶋井宗室の屋敷で、
三百八十余年の風雪に耐えた最後の「博多ベい」を移築再建したものです。
なお、博多三傑とは下記の３人です。
・島井宗室(しまいそうしつ)：代々酒屋を営み、明貿易や朝鮮貿易で財をなした
・神屋宗湛(かみやそうたん)：筑前博多の豪商で石見銀山を開発した寿貞の子孫
・大賀宗伯(おおがそうはく)：マカオに12歳で渡航、福岡藩の御用商人として活動

この塀は横から見るだけでなく、縦からも見た方がいいです。
焼けた石や瓦などの廃材になるものを使うなんて、
現代でいう「エコロジー」や「リノベーション」にあたってある意味、
先進的だなと思いました。