津梁院は、天台宗の寛永寺の36御坊の一つです。山号は東叡山で、院号が津梁院です。
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- 旅行時期:2016/10(約9年前)
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by さいたまさん(男性)
上野・御徒町 クチコミ:136件
津梁院は、天台宗の寛永寺の36御坊の一つです。山号は東叡山で、院号が津梁院です。
津梁院は、津軽土佐守信義が寛永13年(1636)に創建したとのことです。
津軽土佐守は、江戸幕府4代将軍徳川家綱の霊廟がある厳有院の別当を勤めていたといわれています。
津梁院には、東京国立博物館の初代館長・町田久成の墓があるようです。
津梁院は、寛永寺の36御坊として、東都下谷絵図に記されています。
東都下谷絵図からは、現在の所在場所と変化がないものと考えられます。
現在の津梁院は、表札を見ない限り、普通の住宅と変わりは無いように見えます。
津梁院の右側に、墓地地区が連接しています。
東都下谷絵図から見ますと、寛永寺の御坊は、本坊の北側と南側に連なっていて、北側がやや多いように感じられます。
いずれにしましても、寛永寺の威光は大きなものがあり、本坊の周囲に子坊を多く配しています。
津梁院もその子坊の一つになります。
寛永寺の威光が衰えると同時に、子坊も衰退の途に向かいます。
津梁院の現在の姿は、歴史の厳しさもしくは現実の姿かもしれません。
栄枯盛衰の現実を見ているように感じています。
- 施設の満足度
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3.5
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- バリアフリー:
- 3.0
- 見ごたえ:
- 3.0
クチコミ投稿日:2016/11/27
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