凛々しい「麒麟像」は想像上の生き物
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- 旅行時期:2016/10(約9年前)
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by Ake Bingaさん(女性)
太宰府 クチコミ:35件
太宰府天満宮の手水舎の近くにあるブロンズ製の「麒麟像」は、隣りの「鷽像」と共に、鋳工・山鹿氏の作と伝えられ、県の文化財に指定されている19世紀の作品で、見応えのある凛々しい立ち姿です。
案内の立札には・・・中国の瑞獣思想上の動物で、聖人が現れて王道が行われる時に出現すると伝えられ、菅公御聖徳をたたえたものといえる・・・と書かれています。
「キリンビール」の創始者の一人とされるトーマス・グラバーが、この麒麟像を見てたいそう気に入り、譲って欲しいと懇願したけれど叶わなかったというエピソードもあるそうで、キリンビールのラベルの麒麟に似ているのはそのせいかも知れません。
もとは2体で対になっていたものが、戦時中に金属供出で1体は失われたそうで、2体揃った姿をグラバーは見ていたのでしょうか・・・。
長崎のグラバー園にはこの麒麟像に似た対の狛犬があるそうで、機会があれば見に行きたいものです。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- 見ごたえ:
- 4.0
クチコミ投稿日:2016/10/23
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