安居院(飛鳥寺)

蘇我馬子により建立された…

5.0
旅行時期：2016/09（約8年前）

by azuraさん（非公開）

飛鳥クチコミ：14件

日本最古の本格的な仏教寺院です。
飛鳥大仏と言われる、これまた日本最古の
大仏様もおられます。

元は金箔が貼られた、黄金の釈迦如来像だった
そうですが、現在金箔は剥がれています。
螺髪のところに一部金箔が残っていて
在りし日の姿を想像する事ができます。
渡来人によって作られた仏様なので
お顔が少し違うと感じるのも納得。

平原に建つ、塔を持つ建物は雷の格好の餌食
二度も落雷による火災に見舞われた大仏様は
顔と耳、指の一部を残し、他は焼失の為補修
されたそうです。
頬に傷があるのもその為です。

現在は、塔は無く、仏舎利は大仏様の真ん前に
置かれています。
米粒の様な形状のお釈迦様の遺骨。
ここから、ご飯粒の事を「舎利」と言うように
なったんですよね。

そのエキゾチックなお顔も右から観るのと
左から観るのとでは少し表情が異なります。
そして、大仏様は少し斜めを向いて座って
いらっしゃるのですが、それは聖徳太子が
建立され、ご本尊として鎮座されている
橘寺の方を向いていらっしゃるのだそうです。

こじんまりとしたお寺ですが
じっくりと腰を据えて拝観させて頂きました。