権現堂の曼珠沙華 -小さな規模なのに、どうして有名に?-
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- 旅行時期:2016/09(約9年前)
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by ウェンディさん(女性)
幸手・久喜・栗橋 クチコミ:49件
幸手権現堂は埼玉県と茨城県の県境付近にある小さな散歩道のある緑地帯。
特に特別何があるっていう訳ではない関東地方近郊の田舎…そんな場所だ。
ところが、この幸手権現堂は四季の中で、春・初夏・秋の3回、都内からツアーがでてしまう程の場所に変わる。
春は桜、初夏はアジサイ(特にアナベル)、そして秋は彼岸花。
3000本のソメイヨシノやふわふわのアナベルの斜面は他ではあまり見ることのできない景色なので納得もできるが、そんなに数も多くない彼岸花(曼珠沙華)でなんでそこまで人が集まるのか。
その理由は、彼岸花が植えられている場所。
通常、彼岸花と言えば広い平面に植えられていたり棚田の周りに植えられている景色が一般的だが、幸手権現堂では「堤」という性質を利用してその斜面の土手に彼岸花を植えている。
斜面を利用することで彼岸花を見上げる立体感、斜面の途中から・斜面の上から見下ろす距離感、そして斜面に植えられた桜の木々が遠近感を演出するのに非常に効果的な配置となっている。
最初はそんな視覚効果などは考えてはいなかったのだとは思うが、斜面+桜並木が作る遠近感は彼岸花の深紅の絨毯がどこまでもどこまでも続く雰囲気を見る人に感じさせてくれる。
そんな不思議な視覚効果によるマジックが、口コミで広がり有名になったのではないかな…と思う。
入場・駐車場無料(桜の時期以外)というのもポイントが高い理由の一つかもしれないが…。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 家族旅行
クチコミ投稿日:2016/09/27
いいね!:9票
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