愛媛県のご出身で沖縄戦で戦没された将兵2,039名を祀っています。
- 5.0
- 旅行時期:2016/04(約10年前)
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by たかちゃんティムちゃんはるおちゃん・ついでにおまけのまゆみはん。さん(非公開)
糸満・ひめゆり クチコミ:207件
房総の塔向かいにある愛媛之塔は、愛媛県ご出身の沖縄戦戦没者を祀る都道府県別慰霊塔です。建立当初は2,077名を祀っていましたが、後に2,039名に訂正されています。沖縄戦の戦没者が多いのは沖縄戦を戦った主力部隊第24師団隷下の部隊第22連隊が?伊予の肉弾連隊?と呼ばれた愛媛県で結成された精鋭部隊が昭和20(1945)年6月17日に米軍の馬乗り攻撃を受け、真栄里に於いて連隊司令部が玉砕しています。
その地には栄里の塔が戦後建立され、戦闘に巻き込まれて犠牲となった住民を含めた遺骨12,000余柱が祀られています。連隊旗は後を託された将兵の手によって第24師団司令部壕に運ばれ、やはり玉砕した第89連隊旗とともに奉焼されました。
戦争の是非論を今更語るのではなく、理由なく慰霊塔が作られたのではないという事実です。現在では風光明媚な場所を背景に建てられてはいるものの、70余年前にはどんな景色が広がっていたかを考え、それを踏まえた上でどうすれはいいのかを考える時期にさしかかっているのではないでしょうか。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 5.0
- 平和祈念公園駐車場から徒歩10分。
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 平日午後は誰もいませんでした。
- バリアフリー:
- 4.0
- 塔に上がるには段差があります。
- 見ごたえ:
- 5.0
- 風光明媚な場所が背景なだけに往時を考えさせられます。
クチコミ投稿日:2016/05/27
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