由緒ある古い神社なのに、妙に俗っぽいところが庶民的

3.5
旅行時期：2016/04（約10年前）

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酒列磯前（さかつらいいそさき）神社はその始まりが856年という古い歴史を持つ神社です。

阿字ヶ浦海水浴場の高台に建ち、その参道の長さは300ｍ。
暖帯性樹叢と呼ばれる参道わきの木々はヤブツバキやタブノキの古木、オオバイボタ、スダジイ、ヒサカキなどの常緑広葉樹が鬱蒼と繁り、樹齢が300年にもなる木々もあるとか。
昼間でも薄暗い参道には、何かこの世のものではないモノがいそうな感じ…と云っても過言ではない雰囲気を持っています。

神社の本殿には左甚五郎の作と言われる「リスとブドウ」の彫刻がありますが、リスなのか鼠なのか微妙な彫刻でした。
また、境内には宝くじ高額当選者の方が寄贈した石像の亀があり。その脇には、この亀にお参りすれば宝くじの高額当選も…なんていう内容の看板も有り、微妙に俗っぽさが満載です。

酒列磯前神社に祀られている神は医薬の神でもある少彦名命。
この神様は、醸造の神、百薬の長であるお酒の神としても崇拝を集めているそうです。

神社へ公共交通機関の駅頭から歩いてアクセスする場合は、少し距離があります。
所要時間は、
阿字ヶ浦駅からも磯崎駅からも歩いて20分程度
国営ひたち海浜公園南口から徒歩30分～40分
私は海浜公園から海岸線を歩いて行きましたが、神社までの最後が登り坂で疲れました。
路線バス等は1日2本程度なので当てにしない方が良いと思われます。