すぐそこにある国宝
- 4.0
- 旅行時期:2015/09(約10年前)
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by k2ugさん(男性)
奈良市 クチコミ:19件
さかのぼれば天智朝山背国山階寺、天智7年(669)藤原鎌足が重病を患った際に夫人の鏡女王が回復を祈願して造営したと伝えられ、飛鳥を経て、和銅3年(710)に藤原不比等によって現在の地へと移され、興福寺と名づけられたそうです。
明治維新の神仏分離により、所領を失い、荒廃していたものの、明治8年(1875)から西大寺住職によって管理され、復興への多大な尽力が始められ、明治33年にようやく建造物や仏像の修復が始まり、廃仏毀釈の大混乱から落ち着きを取り戻したようです。
現在は、奈良公園の一部として、囲いや門などもなく、誰もが自由に出入りできるようになっていますが、俗の空間とは一線を画し、伽藍としての荘厳さや、信仰の場としての静謐さが必要な気もしてきました。
国宝や重要文化財を身近で見られることに不満はありませんが、建造物の価値の高さの割に、余りも無防備なのには、ちょっとだけ違和感もありました。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 4.0
- 近鉄奈良駅から徒歩5分ほど
- 人混みの少なさ:
- 2.0
- 無料のため混雑している
- 見ごたえ:
- 5.0
- 充分すぎるほど
クチコミ投稿日:2016/03/14
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