天王寺五重塔跡

今なお礎石だけが遺されています。

4.0
旅行時期：2016/02（約8年前）

by 紅映さん（女性）

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日暮里駅からの帰り道、回り道をして立ち寄りました。

もともとは江戸時代初期に建立された塔です。
大火で一度焼失していますが、江戸時代後期に再建され、総欅造りで高さは関東一を誇ったといわれます。
明治４１年に東京市に寄贈され、震災・戦災にも遭遇しなかったにもかかわらず、昭和３２年に心中による放火で焼失したそうです。

以後、地元有志による再建の話があるとの報道もありましたが、いまだ着手されることなく、４９個の礎石のみが遺されている状態だそうです。

天王寺五重塔跡は「都指定史跡」となっているようです。

五重塔跡の前の広場は、普段はひっそりとしていますが、桜の咲く頃には地元の方々のお花見の宴席となって、たいそうにぎわいます。

五重塔跡のある谷中霊園のメイン通りは桜並木になっていて、樹齢を重ねた桜が通りをふさぐように花のトンネルになって咲き乱れます。

お花見がてら、ひっそりと佇む礎石たちに思いを寄せてみるのもいいものです。

例年ですと、3月末には満開を迎えます。どうぞお出掛けになってみて下さい。

クチコミ谷中霊園　
http://4travel.jp/domestic/area/kanto/tokyo/ueno/yanesen/tips/11038712/

　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　訪問日　２０１６．２．１４