西の迎賓館と呼ばれる明治期の建物の中で多くの美術品に囲まれ、興福寺五重塔を見ながらの昼食
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- 旅行時期:2015/11(約10年前)
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by kirstiNorgeさん(非公開)
奈良市 クチコミ:12件
1.訪問の経緯
読売新聞販売店より、正倉院展無料チケットをもらったことから、妻が正倉院展に行きたいと言い出し、テレビで奈良ホテルの紹介をしていたことから、奈良ホテルで昼食をとることとなった。
2.昼食の予約
予約はネットから可能である。本来は正倉院展をゆっくり見て、12:00からの席を予約したいと思っていたが、満席であり、11:30からの席を予約した。このことにより、レストランで最も見晴らしの良い東北端の席が割り当てられた。
3.興福寺五重塔と荒池が見える席
レストランの東北端の席からは、興福寺五重塔と荒池が見える。11:00までにホテルに入り。各美術品、建物、内装、お庭を拝見し、11:30の昼食を予約し、早めにレストランに入ることを推奨する。
4.ホテル内見学と写真撮影
フロントで確認したら、ホテル内の撮影は可能であるとのことである。
5.ホテル建物と内装の見どころ
a 設計者
明治の有名な建築家辰野金吾である。
b 発注者と現在の所有者
建設当時は鉄道省であり、その後の所有者と経営主体は奈良ホテルのサイト「奈良ホテル物語」に詳細に記入してある。
c 外観
寺院建築であり、屋根には鴟尾があり、唐招提寺金堂屋根の鴟尾に似ている。
d 展示されていた美術品 気が付いたもののみ
2階階段右側、池田寒山「片岡山の飢人に施衣」玄関脇の上村松園「花嫁」ロビーピアノの隣に福田平八郎「高雄紅葉」2階階段右側不二木阿古「鷺娘」
e 主要な宿泊者
西の迎賓館とも呼ばれていることから、天皇と皇族、世界各国の王室、著名人が宿泊している。天皇と皇族については、ホテル入り口からレストラン入り口に至る左側にご宿泊時のお写真が展示してある。
著名人については、ホテルロビーのピアノの上にピアノを弾く、アインシュタインの写真が展示してある。レストラン北側の庭、北西に乃木希典将軍お手植えの松がある。
奈良ホテルは戦後アメリカ軍が接収したことから、アメリカ軍はこの松は日本軍国主義の象徴として切り倒さなかったのか、それとも乃木希典将軍お手植えの松の立札を撤去し、アメリカ軍から守ったのであろうか。
6.辰野金吾とその関係者の設計による建物
辰野金吾が設計した建物の中、私が見たことがあるのは東京駅、日本銀行、武雄温泉楼門であるが、この奈良ホテルの外観とはいずれも全く異なる。どこかのお寺の雰囲気がする。
辰野金吾が愛弟子の田中実に設計させた旧唐津銀行も訪問したが、旧唐津銀行と内装の類似点は各部屋に暖炉があり、現在は飾り棚として使用されている。
7.昼食
八重桜3850円を食べたが、味は最高である。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人当たり予算:
- 4,000円未満
- 利用形態:
- ランチ
- アクセス:
- 5.0
- コストパフォーマンス:
- 5.0
- サービス:
- 5.0
- 雰囲気:
- 5.0
- 料理・味:
- 5.0
- 観光客向け度:
- 5.0
クチコミ投稿日:2015/11/20
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