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原首相遭難現場

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初の本格的政党内閣、テロリストの凶刃に倒れる

  • 5.0
  • 旅行時期:2015/04(約11年前)
bluejaysさん

by bluejaysさん(男性)

丸の内・大手町・八重洲 クチコミ:4件

原敬首相は1921年11月4日、京都で開催される政友会の大会に出席するため、東京駅南口の改札へ向かったとき、中岡艮一に刃物で胸を刺され、死亡した。
原は、爵位を持たない初の「平民」宰相、初の本格的「政党内閣」として政権に就いた。だが藩閥や軍閥との折り合いに苦労を重ねるあまり、第一次大戦後の不景気を克服できず、シベリア撤兵もなかなか実現できなかった。原は平民とはいえ、先祖は盛岡藩家老で、地元には豪邸があった。藩閥政治を克服するために彼が志向したのは、「我田引鉄」といわれる利権誘導政治だった。民衆が待ち望んだ政党内閣も、その実態は党利党略優先、猟官主義、財界との癒着であり、人々を失望させた。政党政治の始まりは、政治腐敗の始まりでもあった。
政党政治定着のため、原は大陸の利権をめぐり軍部と対立していた。中岡は単独犯とされたが、軍部の鉄砲玉だったともいわれる。

施設の満足度

5.0

利用した際の同行者:
一人旅
アクセス:
5.0
東京駅構内
人混みの少なさ:
2.5
バリアフリー:
5.0
見ごたえ:
5.0

クチコミ投稿日:2015/09/16

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