人頭税石
- 3.0
- 旅行時期:2015/08(約10年前)
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by ミルさん(男性)
宮古島 クチコミ:26件
人頭税石という只ならぬ看板を見つけ、思わず立ち寄ってみました。この高さ143cmほどの石柱が人頭税石と呼ばれるモノです。なんでも1609年に琉球王国が薩摩藩に支配された際に、薩摩藩から重税を課せられたそうで、財政的に追い詰められた琉球王府は1637年、それまでも差別的な扱いを受けていた宮古や八重山などの先島の住民から取り立てることに決めました。これが人民に長きにわたって苦しめた人頭税です。人頭税石は、この石くらいの背丈になったら課税の対象年齢という目安に使われていたと言われていますが、実際には身長ではなく年齢で課税されたのでており、人頭税の関する石という歴史的実証はないそうです。何れにしても人頭税は身分が低い者にとっては過酷な負担であったそうです。1637年から続いた人頭税制度が廃止されたのは1903年になってやっとのことでした。なんと200年以上、何世代の長きにわたって人頭税を払うため奴隷のような人生を強いられてきたことになります。人頭税石には宮古島の辛い歴史が刻まれています。
- 施設の満足度
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3.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦(シニア)
- アクセス:
- 3.0
- 人混みの少なさ:
- 3.0
- バリアフリー:
- 3.0
- 見ごたえ:
- 3.0
クチコミ投稿日:2015/08/06
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