近松門左衛門の浄瑠璃「心中天の網島」に縁がある
- 3.5
- 旅行時期:2015/06(約9年前)
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by すぶたさん(女性)
大阪城・京橋 クチコミ:106件
近松門左衛門の有名な浄瑠璃「心中天の網島」は、
実際に江戸時代にあった心中事件を脚色したものです。
享保時代に網島の大長寺の裏で、天満の紙屋の主人の治兵衛と、
曾根崎の遊女・小春の心中事件がありました。
「心中天の網島」は評判となり、
のち二人を弔うため大長寺に建てられた墓碑が比翼塚です。
(今の若い人って、比翼の鳥、連理の枝という言葉知っているかな?)
また、隣にある鯉塚にも興味深い由来があります。
淀川で捕った体と鱗に巴紋のある大きな鯉を見世物にしたところ、
しばらくして死んだので大長寺に葬りました。
その夜住職の夢に巴紋をつけた甲冑姿の武士が現れてこのように告げました。
「自分は大坂の陣で戦死した者で、
殺生の報いによりこの様な姿になったが、貴僧の弔いで成仏できた。」
そこで住職は「滝登山鯉山居士」と戒名をつけて碑を建てました。
これが鯉塚であると伝わっています。
- 施設の満足度
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3.5
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 3.5
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 見ごたえ:
- 4.0
クチコミ投稿日:2015/06/06
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