大館が生んだ「忘れられた思想家」
- 5.0
- 旅行時期:2014/11(約11年前)
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by bluejaysさん(男性)
大館 クチコミ:4件
安藤昌益は「自然真営道」の著者で、江戸中期に身分制度を批判し、無政府主義や農本主義、愛に基づく人間関係を説き、晩年には自ら神となった。彼の死後門弟たちは迫害され、その教えは後代に受け継がれなかったが、1950年ハーバート・ノーマンの著書「忘れられた思想家―安藤昌益のこと」で知られるようになった。
昔安藤与五右衛門という者が人々に農業を教えたが、その子孫は悪逆をなし逃亡したのを、安藤孫左衛門がこの地に帰郷し、絶えていた安藤の家名を継いだのだと石碑には書かれている。安藤昌益は孫左衛門の子孫に当たる。碑の裏には「土地提供者安藤義雄」と刻まれており、この碑は安藤家の農地に建てられている。
道路を挟んで向かいが安藤家で、石碑の後ろで農作業をしていたおばあちゃんが私に気づき、安藤昌益研究会が書いたパンフレットを渡してくれた。碑文は漢文なので、パンフレットの解説があると便利である。
扇田駅から徒歩20分。こんなところに来る人は、はっきり言ってよほどの物好きである。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 3.5
- 扇田駅から徒歩20分
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 人はいない
- 見ごたえ:
- 5.0
クチコミ投稿日:2015/03/14
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