JR・小田急の接続の悪い駅

3.0
旅行時期：2015/02（約11年前）

海老名・座間・綾瀬クチコミ：46件

JR相模線と小田急線がクロスする駅です。乗り換え駅としてさぞや便利かと思いきや、そうでもありません。
JR相模線は電化されていますが、単線のローカル線です。次の列車が来るまで最低でも15分は待ちます。
一方、小田急線は急行以上が停車しない、準急、普通列車の駅です。乗り込む列車が来るまでに何本もの列車が通過していきます。
小田急の場合は不思議です。両隣は急行も停まる便利な駅です。更に西隣の本厚木から先は、急行列車が全駅停まります。愛甲石田や鶴巻温泉のような厚木駅よりも閑散としているような駅にも停まります。
JR相模線では、小田急線への乗り換えには隣の海老名駅を推奨しています。しかし、屋根の無い通路を200ｍほど歩かねばなりません。海老名駅始発の相模鉄道を利用するのでなければ、厚木駅で乗り換えた方が便利な時も多いです。
厚木駅は海老名市にあります。相模川を挟んだ隣駅、小田急線の本厚木駅は厚木市の中心として、繁華街があり、バス路線も集中し、また特急ロマンスカーも停まります。しかし、厚木駅の方は、相模川の自然堤防の地形上に広がる住宅地の平凡な駅です。その後に控える後背湿地は広い田んぼとなっていて、都市開発しやすいため、今では海老名市の市街地が広がりつつありますが、厚木駅まではなかなか到達しません。
近年、さがみ縦貫道路（圏央道）ができました。小田急線の厚木駅のホームからは、空気の澄む冬などは、大山など神奈川県西部の山々の眺めが良かったのですが、高架の小田急線の更に上をいく高架の道路が、カーテンのように隠してしまい、よく見えなくなりました。県道46号線が伸びてきて、海老名側の小田急線が高架になったり、相模線の社家方面には第二東名が作られたりするなど、道路開発は進む周辺部です。
乗り換えで厚木駅を利用する場合は、予め時間を確認し、天気などを考えながら、海老名駅とうまく選択して利用するとよいと思います。また、小田急から相模線（または出口）への乗り換えは一番、海老名側（新宿側）にいないと移動が大変です。