三方を海と川に囲まれた城
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- 旅行時期:2014/04(約12年前)
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by bluejaysさん(男性)
住吉浜・杵築 クチコミ:1件
守江湾に突き出た台山の上に築かれ、三方を海と川に囲まれた、小さいながらも堅固な城である。杵築城を中心に、南北の高台に武家屋敷群がそびえ、その谷間に商人の町が挟まれている独特の「サンドイッチ型城下町」は、杵築城だけの特徴である。
1393年、木付頼直が築いた。主君の大友義統が文禄の役での失態のため幽閉されると、木付統直は自刃し、木付氏も滅びた。その後は前田玄以、宮部継潤、杉原長房が城主となった。
1599年には細川忠興の飛び地領となり、松井康之を城代として置いた。1632年細川家は移封となり、小笠原忠知が入った。その後1645年に松平英親が入り、明治まで続いた。
旧領回復を目指す大友義統が1600年9月9日、九州の諸大名が大兵力を関が原に送っている間隙を突き、毛利家から借りた兵とともに別府浜に上陸すると、九州各地から大友家の旧家臣たちが馳せ参じて来た。大友軍は別府の立石に陣を張り、吉弘統幸に杵築城を攻撃させた。杵築城は、城代の松井康之の手元にわずかの兵力しかなく、三の丸と二の丸が落ち、12日には本丸での攻防が始まり落城寸前となったが、黒田如水が援軍を送ったため、大友軍は立石に撤退した。
- 施設の満足度
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3.5
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 3.5
- 見ごたえ:
- 3.5
クチコミ投稿日:2015/02/16
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