散歩にもよい引地川の平野にせり出した高台

3.0
旅行時期：2014/12（約11年前）

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引地川の平野に付近の丘陵からせり出した高台の大庭城址。豊臣秀吉の小田原攻めの後は廃城となり、今では城跡は土塁の跡が残る程度です。付近の丘陵の散策や散歩に立ち寄るのにちょうどよいです。
東側に広く交通量の多い県道43号線が通っているので、そちら側から頂上に行けるのかと思いきや、東側と南側にハイキングコースのような狭い山道の入口があるだけ。西側に正門があります。無料の駐車場や管理事務所もあり、広い庭園路を登って頂上の広場まで行けます。
春は桜がきれいです。しかし、訪れたのは晩秋、紅葉もピークを過ぎつつありましたが、広場のカラマツの紅葉が美しかったです。なお、わずかですが桜が咲いていました。狂い咲きではありません。ジュウガツザクラという品種でした。
周辺の樹木には葉を落としている木々も多く、西側からは木の間越しに白い雪をかぶった富士山が垣間見られました。頂上の広場は周囲に木々が植わっていて、意外と展望はありません。しかし、冬は少し見通すことができます。なお、朝訪れると、平日でも近所の人などが散歩をしていました。駐車場は朝9時から16時30分で、それ以外の時間は入口にチェーンが張られているので注意です。
西側の正門から庭園路を登りきったところに、大庭城址公園の見取り図と付近の史跡地図などがあるので、参考にしてみるとよいです。大庭城址とゆかりが深い悲しい伝説の舟地蔵や台谷戸稲荷の森、宗賢院など里山歩きにぴったりなコースが案内されています。なお、丘陵地を開発した湘南ライフタウンが近いので、住宅地が近接していますが、コースでは里山の面影の残る場所もあります。