何も見ることが出来なかった、「宮城蔵王の樹氷」
- 2.0
- 旅行時期:2014/01(約12年前)
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by ガッサンさん(非公開)
宮城蔵王・遠刈田温泉 クチコミ:2件
観光のキャッチフレーズが「雪上車で行く、宮城蔵王の樹氷」だった。それが目的を達成することもなく、途中で中止になった。情けない旅であった。
出発地点は小雪が斜めに降っていた。風の音は唸りを上げていた。それでも雪上車は出発した。雪上車には運転手とガイドが乗車した。にわかガイドと本人が言う。この期間だけガイドで、それ以外は部品工場に勤めている、と言った。客が「青空がちょっと見えたから、晴れるよね」と言った。私は「あれは擬似好天だ」と言った。ガイドが尋ねて来た。「擬似好天ってなんですか」「擬似好天とは偽物の晴れと言う意味だ、あれに騙され事がある」と言った。風は強くなって来た。山男の私からすれば、冬山はこんなもんだ。 ここの「観天望気を知っているか」と尋ねた。ガイドは「観天望気ってなんですか」「古来よりの言い伝え、西の空が晴れたら、次の日は晴れとかね」「言い伝え、知らないです」と答えた。
先頭を走るベテランから連絡が入った。ガイドは「天候不順により、ここで中止にします」と言った。無理もないと思った。私は冬山の装備で来ていた。目出し帽にゴーグル・冬山用羽毛服・冬山用ズボン・登山靴・ロングスパッツ・手袋の上にはオーバーミトンである。しかし、大勢の客はコートに毛の帽子である。ここは冬山だ、危険な服装である。中止はやもう得ないと思った。しかし、服装のチェックはどうなっているのか、と疑問に思った。また、中止する基準の説明もなく、中止した。なんとお粗末だ、と感じた。ただ危険だけでは済まされないと考える。客は高い乗車料金を払っているのだから。
宮城蔵王の樹氷帯に定点の無人観測所が必要だ。風速などのデータを見て判断が出来る。また、無人カメラを設置し、映像を見て判断が出来る。出発点で判断が出来る体制を整えて欲しい。これは真剣に考えるべきだ。観光客の安全を第一に考えるべきである。これが基本である。
- 施設の満足度
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2.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦
- アクセス:
- 1.0
- 山形蔵王と違い、仙台市から遠く交通の便は悪い。
- 景観:
- 1.0
- あと一歩の所で中止になり、樹氷を全く見ることが出来なかった。
- 人混みの少なさ:
- 3.0
- 宮城蔵王の樹氷は余り知られていない為、観光客は少ない。
- バリアフリー:
- 2.5
- 基点となる建物の中は階段が多く、バリアフリーを考慮した建物とは言えない。
クチコミ投稿日:2014/10/28
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