維新の志士が歩いた萩往還(萩市) 最も街道らしい明木(あきらぎ)~佐々並(ささなみ)ルートを歩く
- 5.0
- 旅行時期:2012/12(約13年前)
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by toyokazuさん(男性)
萩 クチコミ:95件
山口県では2018年明治に改元されて150年を迎えることから、明治維新150年祭として観光のプレキャンペーンを行っています。
目玉のひとつが萩往還です。長州藩毛利氏の最重要幹線道路として萩と防府市を結ぶ全長約53kmの江戸時代の道です。いくつかのモデル区間に区切って観光ガイドツアーも始めました。
自分では一番萩往還らしいと思う萩市明木から佐々並の間を歩きました。
車を道の駅あさひに止めて、佐々並から明木まで約9kmを歩きます。
佐々並の街は萩往還の宿場町の街並みがよく残っていて平成23年6月に国の重要伝統建造物群保存地区に指定されました。佐々並豆腐が有名です。北に向かって進み、紅葉の終わった西岸寺、荒神堂を過ぎると、右に石畳の道に入って登っていきます。
小さな渓流が心地いいです。千持峠を越えると休憩所です。一休み。
峠を下りると、街道の渓流に国登録有形文化財、「落合の石橋」が架かっています。
山口県特有といわれる跳橋形式の端です。
よく観察して通り過ぎます。
とてもいい石畳の道が続きます。国道262号の中ノ峠で国道を横断して、七賢堂展望台から急な道を下りると、中ノ峠下一里塚があります。萩往還沿いには一里ごとに一里塚が設置されていたそうです。
国道262号の下をくぐって五文蔵峠入口です。ここからの石畳の街道が一番萩往還らしいと思います。
峠を登っていくと一升谷の頂上(十合目)の案内があります。
ここから一番の見どころ、一升谷の石畳が約4kmにわたって続きます。明木方向から登ると、一升のいり豆を食べながら歩くと坂を登りきるまでにちょうど食べつくしてしまう、ということから一升谷と呼ばれています。途中に休憩所もあります。
泥棒が千両箱を埋めたといわれる金ヶ浴(きんがえき)、幕末の戦乱の中での町田梅之進自刃の地を経て、渓流を横に見ながら石畳の街道を下ります。
国道262号をくぐるとこれも萩往還の宿場町、明木です。下関に向かう赤間関街道中道筋が分岐していて、道しるべがJA前に移設されています。
晩秋の萩往還を満喫しました。萩往還のうわさを聞きつけて歩く人が多かったです。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦
- アクセス:
- 2.0
- 車か、国道262号沿いバス便を狙う。
- 人混みの少なさ:
- 3.0
- 普通です。
- バリアフリー:
- 2.0
- 山道です。
- 見ごたえ:
- 5.0
- 維新の志士が往来した道です。
クチコミ投稿日:2014/10/15
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