赤橋(長浜大橋)の思い出
- 4.0
- 旅行時期:2013/05(約11年前)
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by 孝遊子さん(男性)
大洲 クチコミ:2件
大洲市長浜町は高校卒業までの18年間を過ごした私の故郷である。
高校3年間は、櫛生と言う半農半漁の寒村から長浜高校に自転車で通った。
長浜大橋は、赤く塗られていることから赤橋とも呼ばれ、片開きの可動橋である。橋の上流に木材の集積場があったため、貨物船が通るたびに可動部が開く(上がる)ので、その間、交通はストップされる。
肱川流域では、10月から3月まで、晴天の日には冷気に霧を伴った強風(肱川あらしと呼ばれる)が発生する。
厳冬期、肱川あらしが発生しているときに限って、登校時刻に合わせるように橋が上がり、10分間ほど待たされるのである。強風に晒される橋の上では、手も耳もちぎれるほど痛い。おまけに学校には遅刻してしまうというオマケつきで、遅刻の理由に「橋があがりました」と言っている学校は長浜高校だけではないだろうか。
故郷を離れて50ウン年。久しぶりに帰郷してみると、肱川あらし展望公園などが作られ、山の上から赤橋が一望できるようになっていた。が、肱川嵐の発生する時期ではなく、懐かしい肱川あらしが見られなかったのは残念である。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 見ごたえ:
- 4.0
クチコミ投稿日:2014/10/04
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