願成寺:会津大仏と呼ばれる阿弥陀如来像があります。
- 3.5
- 旅行時期:2014/09(約10年前)
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by ニッキーさん(女性)
喜多方 クチコミ:3件
喜多方市にある浄土宗のお寺です。
開山は1227年。
1668年に現在地に移転して来ました。
私が行った時は山門を建物ごとジャッキで持ち上げて移動させて補強工事中でした。柱の敷石だけを元の場所に残して上の建物はそっくり鉄骨の上に乗せてあり、こんなことができるのだと感心しました。
この山門自体、17世紀末に建てられた価値ある建築物です(県指定重要文化財)。よく見ると、動物や人物の彫り物がついています。
このお寺は「会津大仏」の通称を持つ阿弥陀如来坐像」が一番の見どころです。
大仏と言っても、奈良や鎌倉の大仏ほどの大きさはありません。左右に勢至菩薩と観音菩薩を従えた阿弥陀三尊像となっています。中央の阿弥陀如来坐像は高さ241センチです。大仏と呼ぶほどの大きさではないと思いましたが、よく見ると、後ろの舟形後背には千体仏が金色に輝き、阿弥陀如来様のお顔も素晴らしいです。
後背の千体仏は欠けた部分があります。昔、若者が戦いに行く際お守りに一体ずつ持って行ったとのこと。欠けているのは生きて戻って来ることができなかった分だということでした。鎌倉時代初期の作品だということで、三尊とも国指定重要文化財です。写真撮影はOKです。ガラスケースに収められているのがちょっぴり残念です。
ここは池のあるお庭も眺められます。
特にお庭の苔が美しいです。
- 施設の満足度
-
3.5
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 見ごたえ:
- 3.5
クチコミ投稿日:2014/10/03
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