特急が通過するのは今だけ
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- 旅行時期:2014/09(約11年前)
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by といくーさん(女性)
糸魚川 クチコミ:3件
行ってみないと、この駅の凄さは分かりません。
初回は、特急「はくたか」で超高速通過。なんせ、頚城トンネルの真っ只中の駅です。一体いつどこで通過したのか、さっぱり判別できず。
これは、特急がある今こそ訪れなくては…と思い、車で二度目の訪問。
まず、駅まで行くのに驚きの光景があります。国道8号から、山際の小道に入っていくのですが、昔の小さな漁村の趣を残す町並みが素敵。そして、旧北陸本線の跡があります。見事なレンガ造りの橋脚も残っています。そこを抜けて、山を登って行くと、隣の山肌に見事な地層が。これは、大昔に隆起した海底の地層だそうです。地層の割れ目から、小さな細い滝も流れています。そして、その地層にトンネルブチ開けて突っ込んでいく北陸自動車道…なんとも豪快。造るの、さぞかし大変だったことでしょうね。
駅は、プレハブっぽい簡素な建屋です。簡易委託駅のようですが、駅員さんは親切で、次に通過する電車に間に合うように、何時にホームに行けばいいか教えてくれました。
入場券購入しましたら、簡単な駅案内をくれました。その裏に、記念の駅スタンプを押して、いざホームへ約300段の階段を降りていきます。
トンネル内は、湿度が高くヒンヤリ。親切なことに、改札入口には「トンネル内の温度19度」なんて案内があったものですから、上着は持参済みです♪
直江津方面と富山方面のホームは、階段の降り口が異なり、ちょっと距離がありますから、間違えないように。
トンネル内のホームに入るには、引き戸を開けて入ります。解放厳禁の理由は、列車通過時に分かります。通過列車が近づくと、警報音が鳴り響きますが、その前に気が付くんです。
トンネル内の空気の流れが一変するからです。
まだ列車の音も聞こえない、「列車が通過します」表示もない。ですが、空気が変わることで、接近が分かるんです。凄い勢いで、特急が突入してくることが伝わります。ドアが動きません。
この「理科の実験」的な現象、体験の価値あり!です。
ちなみに、普通列車の場合、必ず駅員さんは300段の階段を昇降し、乗客を送迎に行きます。
この光景は、第三セクター移管後も変わらないと思います。
本当に、お疲れ様です。
- 施設の満足度
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5.0
- 施設の快適度:
- 4.0
クチコミ投稿日:2014/09/14
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