独特の質感の観音様が待っています。
- 4.0
- 旅行時期:2014/08(約11年前)
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by まいこさん(男性)
鎌倉 クチコミ:20件
昔は縁切り寺で有名な尼寺でしたが、明治の廃仏棄釈のあおりを受けていったん廃寺、その後円覚寺の末寺の禅寺として再興したお寺ですが、縁切り寺としてあまりに名がしれているため、現在でも女性の拝観客が多いようです。
本尊は本堂に安置された釈迦如来像ですが、宝蔵入ったところには、鎌倉三十三カ所の観音である、聖観音立像が安置されています。木造の表面に粘土を塗って文様を描いた像で、塑像とも木像とも違う一種独特の質感を漂わせています。宝蔵は入山料とは別料金ですが、一見の価値ありかと思います(ちなみにこちらの観音像は、室町時代までは他の尼寺の本尊だったものが、戦国時代にいったん房総半島に持ち去られた後、東慶寺の住持が交渉して取り戻したといういわくがある仏像だそうです)。
境内は山門から墓苑にまっすぐ続く石畳の左右に本堂、鐘楼などが並ぶ、狭い敷地を上手に利用した配置となっています。奥側には手入れの行き届いた菖蒲畑もあり、季節の花も楽しめるようになっているようです(今回訪問時には、サルスベリの紫色の花が綺麗に咲き誇っていました)。
入山料(拝観料)は200円、宝蔵の拝観料は400円(拝観券の表紙に300円と書かれていたのが400円に訂正されていたので、最近値上げされたようです)。入山料は交通系電子マネーを利用できますが、宝蔵拝観料は現金のみ。宝蔵横のショップではクレジットカードの利用も可能なようです。
- 施設の満足度
-
4.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦
- アクセス:
- 4.5
- 人混みの少なさ:
- 3.0
- バリアフリー:
- 3.0
- 見ごたえ:
- 4.0
クチコミ投稿日:2014/08/30
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