ご本尊は「とげぬき地蔵」として有名な、霊験あらたかな延命地蔵菩薩です。
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- 旅行時期:2014/07(約10年前)
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by 魅々さん(女性)
大塚・巣鴨・駒込 クチコミ:8件
正式名称は曹洞宗萬頂山高岩寺といい、ご本尊は霊験あらたかな「とげぬき地蔵」として知られる延命地蔵尊です。
そのいわれについてHPを要約します。
正徳3年(1713年)5月のこと、江戸小石川に住む田付という人の妻は、常に地蔵尊を信仰していました。一人の男の子を出産した後、重い病に見舞われ床に臥しました。諸々の医者が手を尽くしましたが、一向によくならず、遂に婦人は臨終を覚悟しました。
ある日のこと、田付氏は不思議な夢をみました。黒衣に袈裟をかけた一人の僧が現われ、「私の像(かたち)を一寸三分に彫刻して川に浮かべなさい」という。田付氏が夢からさめ枕元をみると、何か木のふしのような不思議な地蔵菩薩の御影がおいてありました。
田付氏は命の通り、これを印肉にせしめて、宝号を唱えつつ一万体の御影をつくり、両国橋へ行き、一心に祈願しながらこれを河水に浮かべました。
その翌朝、田付氏は病床の夫人の呼ぶ声に急いで行ってみると、夫人は「今、枕元に死魔が現われましたが、錫杖(しゃくじょう)をもった黒衣のお坊さんが、錫杖を使って外にドンと突き出してしまわれるのを見ました」と告げました。あれほど重かった夫人の病は日一日と快方に向かい、その年の11月には床を離れることが出来たといいます。
田付氏がこの霊験の話を山高という人の家でしていると、一座の中に毛利家に出入りする西順という僧がいて、ぜひその御影を頂戴したいといいました。田付氏は持っていた2枚を与えました。
正徳5年のある日、この毛利家の女中の一人が、あやまって口にくわえた針を飲み込んでしまいました。女は苦しみもがき医者も手の施しようがありませんでした。そこで西順が「ここに地蔵尊の尊影がある。頂戴しなさい。」といって、一枚を水で飲ませました。すると、間もなく女中は腹の中のものを吐き、その中に飲み込んだ針が、地蔵尊の御影を貫いて出てきたといいます。
これは、田付又四郎氏が享保13年(1728年)7月17日、自ら記して、高岩寺に献納した霊験記の一部とのことです。
- 施設の満足度
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4.5
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 5.0
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- バリアフリー:
- 4.0
- 見ごたえ:
- 4.0
クチコミ投稿日:2014/07/21
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