当時にタイムスリップしたような

5.0
旅行時期：2014/07（約11年前）

by コギ夫さん（男性）

糸満・ひめゆりクチコミ：1件

綺麗な海や空、美味しい郷土料理以外にも、沖縄を知る為には避けては通れない沖縄戦の歴史を学ばなくてはならないと思い、海軍司令壕にも行きました。

海軍司令壕は、沖縄戦の際に日本軍の司令官がいた本部です。
ここで最期を迎えた大田司令官やその他の将兵の声や息づかいが、壕内から聞こえてきそうなくらい、当時のままの姿が現在に残っています。
司令室にはその太田司令官達が手榴弾で自決した時の破片痕がそのまま残されていました。

外には慰霊碑が立っています。沖縄戦参加部隊名や艦艇が記載していますが、有名な戦艦大和もこの沖縄戦で壮絶な最期を迎えております。写真の左端の回天は特攻用の人間魚雷の事です。それ以外にも特攻兵器の名前が見受けられます。

沖縄戦については、自分から学ぼうとしない限り知る機会が少ないので、良い機会になった。パンフレットの裏には強烈な文字が「日本が受けた砲弾の数2,716,691。島民1人につき４発」。数字だけでも十分に沖縄戦の壮絶さを語っています。

この美しい沖縄を見て、６９年前は、この世の地獄だったとは想像できませんが、たしかにこの地には多くの犠牲の上に成り立った平和がある事をひしひしと感じ入った。

最後に、この戦いで亡くなった島民、日本兵、アメリカ兵、全ての方へご冥福をお祈りいたします。