小梅ばあさんが浮いていた鍾乳洞
- 3.5
- 旅行時期:2014/03(約12年前)
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by しそまきりんごさん(男性)
新見 クチコミ:6件
映画「八つ墓村」で小梅ばあさんが浮いていた鍾乳洞です。おどろおどろしい形状の鍾乳石が連続していて、昭和4年に訪れた与謝野鉄幹・晶子夫妻が、地名の「槇」に掛けて、奇に満ちた洞窟の意味合いで「満奇の洞」と句を詠んだことから、満奇洞(マキドウ)と命名されたとのことです。名前の由来は、洞窟内の光景に比べ、なかなか文学の香りがします。洞窟は、江戸時代末期に狸を追っていた猟師が偶然発見したとのことです。
映画の雰囲気を期待していくと、少しがっかりするかもしれません。洞内は450m。奥の方まで行くと地底湖などもありますが、水深は1mほどとのことです。その点では、岩手の龍泉洞が、水深が深く、かなたまで吸い込まれていきそうな神秘的な雰囲気がありました。映画はこの満奇洞に限らず、日本各地の有名な洞窟などを使ってロケが行われたとのことです。
また、洞内では照明は各所にあるものの、薄暗い雰囲気で、中腰でかがんだまま、しばらく進む箇所もありました。頭の上は鍾乳石なので注意して進まないといけません。通路は、水たまりまでにはなってはいませんでしたが、濡れていて、傾斜のところなどは注意が必要です。
洞窟内のアップダウンは、公開の範囲ではルートによっては2~3mほどのところもありましたが、思ったほどではありません。ただ、鍾乳洞に入る前、外で山の中腹まで(20mほど?)登ります。
最近(2014年3月)、照明が新しくなったそうです。古い時のものを知らないのですが、さまざまな配色で鍾乳石を彩っていました。一部、案内放送がかかる場所もあります。ただ、照明が局所的だったり、照明器具が目立つ場所にあったりと、雰囲気を醸しだしきれていない箇所もあるような気がします。
満奇洞ではコウモリとは出会いませんでした。
アクセスは、公共交通機関では、新見から井倉駅前を経由して、備北バスが1日3本、洞窟の近くまで出ています。本数が少ないので念入りに計画を練って行く必要があります(時刻表は備北バスのホームページ参照)。新見駅~満奇洞は、バスでは70分の¥600円。その途中の井倉からは、井倉駅~満奇洞が40分ほどの¥450円でした(2014年3月現在)。
- 施設の満足度
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3.5
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 2.0
- 景観:
- 3.5
- 人混みの少なさ:
- 2.0
- バリアフリー:
- 1.5
クチコミ投稿日:2014/04/17
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