デビュー作の詩「乳母車」が刻まれている三好達治の文学碑
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- 旅行時期:2014/01(約12年前)
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by さすらいおじさんさん(男性)
心斎橋・淀屋橋 クチコミ:102件
中之島公園内、中之島図書館の近くに三好達治の文学碑がある。
三好達治は1900年、戸籍では大阪市東区南久宝寺町一丁目に生まれ1964年死去した詩人。
靭尋常小学校、市岡中学校、陸軍幼年学校、陸軍士官学校、第三高等学校(現京都大学)、東京帝国大学文学部仏文科と変遷。梶井基次郎、中谷孝雄らの同人誌『青空』や、百田宗治主宰の雑誌『椎の木』などに作品を発表して注目され大学卒業後、『詩と詩論』や『詩・現実』に加わり最初の詩集「測量船」を刊行して文学的地歩を確定し「当代ならびなき詩人」と称された。 明治以降、作品が千篇を越えるという詩人は三好達治以外にはいないといわれている。三好達治の詩は古典的な抒情をたたえながらも常に清新であり、「万葉にはじまる日本抒情詩の中に一つの近代を確立した」といわれている。文学碑に刻まれた「乳母車」は、『青空』に発表された詩壇へのデビュー作であり、永遠の郷愁と母への慕情のはてしなさをあらわしているといわれているが素晴らしい詩だ。
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- 人混みの少なさ:
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- バリアフリー:
- 3.5
- 見ごたえ:
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クチコミ投稿日:2014/03/31
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