観光化されていない神事
- 5.0
- 旅行時期:2010/07(約15年前)
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by MS男爵さん(男性)
南相馬・飯館村 クチコミ:2件
南相馬を中心としたエリアで行われる、馬を追う神事および祭りです。
祭りは7月最終土曜日から3日間行われますが、メインは2日目日曜日(2010年までは7/24固定)に行われる本祭りです。
メディアでの報道では観光色があるような感じで伝えられていますが、観光色はとても薄いです。
どちらかというと男っぽく荒々しい祭りで、館内アナウンスでも怒号が飛び交っていました。
9時半から「お行列」が行われます。
他の地域で行われる観光色が強い大名行列とは全く違います。
あくまで神事なため、大名行列を横切ろうとした場合(行列が途切れた場合でも不可)、上から眺めようとした場合には、観光客であろうが容赦なく怒られます。
お行列は雲雀ヶ原祭場に向かって進んでいき、会場に着くと終了となります。
その頃に雲雀ヶ原祭場に行くと、展望が良い斜面にお客さんがいっぱい集まっています。
私が着いた時は地元婦人会の人達の舞踊がありました。
12時からは甲冑競馬がはじまります。
私が行った時は10レースくらいあったと思います。甲冑競馬は斜面で眺めているよりも走路近くに行った方が迫力ある光景が見られます。
13時から神旗争奪戦が始まります。
簡単に言えば花火で上げられた旗を馬に乗った人達で奪い合うお祭りです。
一人で2回取ってしまうような人がいるかと思えば、一つの旗を巡って会場の外までずっと言い争って奪い合いが続いていたりしています。
ただし双眼鏡がない限りは遠目で眺めているような感じになります。
私が行った時は20回行われていたため間延びする感じは否めず、遠方から観光バスで来ている団体の人達または近場で車で来ているような人たちは、渋滞を避けるためか半分の10回目辺りから早々と帰ってしまいます。
最後の方は、のんびりと眺めるにはとても良い状態となります。
神旗争奪戦が終わると、騎馬更新をしながら会場を後にします。
この時はお行列とは異なり、行列を横切るような事があっても特に問題はなりません。
それどころか街中を自動車と馬が並走する状態となっています。
私が行った時は震災前の2010年ですが、JRで仙台方面へ移動する際に行列で帰っていく馬の連隊や、踏切待ちをしていた馬も見かける事が出来ました。
雲雀ヶ原催事場だけではなく、その周りの光景も含めてかなり楽しむことができます。
ただし熱中病対策は必須です。
- 施設の満足度
-
5.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 2.0
- 基本は徒歩移動
- 人混みの少なさ:
- 2.0
- とても混みます
- 催し物の規模:
- 5.0
- 雰囲気:
- 5.0
- バリアフリー:
- 2.0
クチコミ投稿日:2014/03/30
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