『ふたりっ子』の舞台でもあった天下茶屋駅(てんがちゃやえき)
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- 旅行時期:2013/12(約12年前)
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by さすらいおじさんさん(男性)
ミナミ(難波・天王寺) クチコミ:214件
天下茶屋駅(てんがちゃやえき)は、大阪市西成区岸里の南海電気鉄道・大阪市営地下鉄の阪堺鉄道が難波駅 - 大和川駅(現在は廃止)間を最初に開業した際に設置された、古い歴史を持つ駅。
天下茶屋の地名は、かつてこの地にあった茶屋の名に由来する。
この地は、古代には「天神の森」と呼ばれる鬱蒼とした森の茂った鄙びた土地だった。そこに湧く水の良さに着目して茶室を建て、森を切り開いて道をつけたのが、千利休の師にあたる武野紹鷗だった。
天正年間 (1573?92) には楠木正行の十世孫であるという初代芽木小兵衛光立がこの森の西側を開き、ここに茶屋を出した。そして三代目芽木小兵衛昌立のとき、住吉神社を参拝した関白・豊臣秀吉がこの地に立寄り、この芽木家の茶店から清泉を汲んでお伴の千利休に茶を点てさせたところ、味の良さに感激。そこでこの泉に「恵の水」の銘を、芽木家に玄米年三十俵の朱印を与えた。そこから関白殿下の「殿下茶屋」、天下人の「天下茶屋」などの名が知られるようになったとされる。
天下茶屋は『ふたりっ子』の舞台でもあった。ふたりっこは、1996年下半期に放送されたNHK連続テレビ小説で大阪市の南側にある下町・天下茶屋と新世界を舞台にした作品。双子のヒロイン、姉・麗子と妹・香子の挑戦と、それを取り巻く人間関係をほのぼのと描いたがヒロインの幼少期を演じた三倉茉奈・佳奈のデビュー作で劇中の歌手・オーロラ輝子など、個性豊かな脇役も人気となった。鉄道唱歌の第5集(関西・参宮・南海篇)(1900年)に「治まる御代の天下茶屋 さわがぬ波の難波駅 いさみて出づる旅人の 心はあとに残れども」と歌われている。
- 施設の満足度
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4.0
- 施設の快適度:
- 3.5
- バリアフリー:
- 3.5
クチコミ投稿日:2014/03/05
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