奈良時代の昔には壮麗かつ近代的な設備がそろっていた
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- 旅行時期:2014/01(約12年前)
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by しそまきりんごさん(男性)
海老名・座間・綾瀬 クチコミ:46件
奈良時代に全国各地に配された国分寺のうち、相模の国分寺の流れをくむ寺です。当時の国分寺はここから100mほどのところ、道を挟んだ北側にその遺構が残っており、広い敷地の公園のような感じで整備されています。
高い塔に金堂が並び、壮麗な伽藍が配置されていたであろう旧国分寺に比べたらかなり貧弱ですが、旧国分寺が、災害などにより衰退後、移転などを繰り返しながら続いてきたお寺のようです。現在では真言宗のお寺となっています。
干支の寅年には、寺の薬師如来のご開帳があります。12年に1度ということになり、次は2022年です。行事や法要などのない普段は、落ち着いたごく普通のお寺という感じです。
相模丘陵の付け根にあり、少し高くなっている境内からは、西側に海老名中心部のビルや、大山などの景色を眺めることができます。また、寺の入口には、付近が国分寺で栄えていたころ、船つなぎの杭から発芽したケヤキの老木があります。
今でこそ想像がつきませんが、当時、目久尻川から丘を越えて県道40号線の旧道あたりを流れる人工の運河があったようで、旧道と新道が交わるあたりに逆川の碑が建っています。
寺以外にも、これらの旧国分寺の遺構を合わせて、当時に思いをはせながら巡るとよいと思います。現在の東京の郊外の海老名の地とは想像もつかないくらい、壮麗かつ近代的な設備があったのが分かります。
- 施設の満足度
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2.5
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 3.0
- 人混みの少なさ:
- 3.5
- バリアフリー:
- 2.5
- 見ごたえ:
- 2.5
クチコミ投稿日:2014/02/06
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