森に囲まれた神社

3.5
旅行時期：2013/11（約12年前）

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用田の辻から中原街道を綾瀬方面へ進み、台地の坂を下り、新幹線の手前で右に曲がった坂の小道を、半ば戻るような感じで再び台地を登りなおします。200ｍほど坂を上り続けると森の中に神社の石段と鳥居が見えてきます。県道からは分かりにくい場所にあります。辺り一帯はここから3ｋｍほども離れたところにある本社の寒川神社の領地。付近は寒川神社の御用田こと、用田の名前が付いています。途中、宮原の地内にも宮原寒川社（寒川神社）があります。
用田の寒川神社は周囲を森に囲まれ、行ったときには森の木の間越しに朝日が差し込み、静まりかえった境内は人もおらず、清新な雰囲気でした。いつ行っても人がほとんどいない感じがします。９月１７日が例祭だそうです。祭りの日や初詣は賑うのでしょうか。南側に上がったところにも木々に囲まれた広場があり、あまり誰も使わなさそうな遊具とベンチがあるので休憩によいと思います。
神社付近は森になっていて、雰囲気のある環境です。神社の前もよく見ると細い路地の交差点になっていて、森の中に入っていくものもあります（行き止まりだと思いますが）。昔はきっと周辺はこのような森の中の薄暗い泥の小道だったのかも知れません。近辺では県道22号線横浜伊勢原道路のバイパスが作られつつあるほか、森が切り開かれ開発が進んできています。旧道の狭隘や混雑が解消されるのは爽快です。しかし、付近は郊外の鄙びた相模丘陵の雰囲気のある森が多かったはずなのに、このような環境のままだと治安が悪くなることも残念です。