三保の松原=羽衣の松ではない
- 4.5
- 旅行時期:2013/06(約13年前)
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by Taigaa001さん(男性)
清水 クチコミ:5件
静岡県立博物館で10月20日まで行われていた「富士山の絵画展」で昔の人たちが三保の松原をどのように見ていたのかということを学ばせていただきました。
三保の松原というと白い砂浜と松林越しに富士山が見えるというイメージだと思います。しかしそのイメージは意外と新しいものかもしれません。江戸時代までの絵に描かれる三保の松原は遠くに松に覆われた砂州があるという描かれ方をしている絵が多いのです。遠くから眺めて楽しむものだったのです。また江戸時代の三保の松原は島になっていて船で渡る場所でした。興津の清見寺は三保の松原を眺める場所でもありました。残念ながら今では昔の人が眺めたような三保の松原の楽しみ方は難しくなっています。興津にある健康ランドから眺めると絵画に描かれたような三保の松原に近い風景を見ることができるでしょう。
羽衣の松だけ見て終わりでは本当に三保の松原を楽しんだことになりません。真崎あたりに行くとまた別の楽しみ方ができます。今、三保の松原を真崎からスタートして楽しむ方法が検討されているようですが、その動きに大いに期待しています。特に真崎あたりは富士の眺めもよく、行き交う船や沖に見える赤灯台、対岸にかすかに見える清見寺、松の多さが実感できる自転車道沿いのウォーキングと色々な楽しみ方ができます。三保の松原は全体を楽しみましょう。
- 施設の満足度
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4.5
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 3.0
- 船で行く方法がもっと定着して欲しい
- 景観:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 3.5
- 羽衣の松以外はそれほどでもありません
クチコミ投稿日:2013/10/22
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