よそ者が踏み入る事を拒む力を感じる
- 3.5
- 旅行時期:2013/08(約12年前)
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by TaxNaXさん(男性)
竹富島 クチコミ:12件
御嶽(うたき)は本州内地で言う神社に相当し、琉球神話の神を祀ったものとされる。
一方でこの地には先祖崇拝の傾向もあり、内地に優れた人物を祀る神社があるのと同じように、地元の英雄を祀る御嶽も存在する。
西塘氏は琉球王都の建築技師であり、後に竹富島と石垣島で八重山を統治した政治家だったが、同時に出身地の竹富島をこよなく愛した愛郷家でもあった。
晩年を石垣島で過ごしそこで没したが、その後竹富島に建てられた立派な墓に埋葬された。
西塘氏の墓であり、彼を尊敬しこれを祀った場所が西塘御嶽になる。
幾つかの資料を見る限り、地元の英雄として純粋に尊敬され祀られている。
京都の北野天満宮のように菅原道真を祀る一方、祟りを恐れ再来を防ぐ封印の目的で造られた神社とは異なり、純粋な想いで造られたものだと思う。
なので逆に重さを感じる。
石垣で囲み、一部を切り欠いて階段を造り、そこに鳥居を設置してある。
鳥居の本来の意味は『結界』。
内地の神社では意味を感じる事も少ないが、ここでは結界を通って入る事を求められているように感じる。
地元の想いで造られ守られてきた場所に、果たしてよそ者が立ち入っても良いものか。
こういう疑問を持たずにはおれない一種の圧力がある。
過去二回、遠目に拝見させて頂いた。
■詳細位置 ※建物は航空写真で確認可能
http://maps.google.co.jp/maps?hl=ja&gl=jp&q=24.330283,124.086397
- 施設の満足度
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3.5
- 利用した際の同行者:
- 家族旅行
- アクセス:
- 3.5
- 竹富郵便局の150m程北西
- 人混みの少なさ:
- 3.5
- 混み合う事はない
クチコミ投稿日:2013/09/23
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